使っていないタブレットやスマホを、パソコンのサブモニターとして活用できる「spacedesk」。
新しくモニターを買わなくても画面を増やせるので便利そうですが、
「無料で使えるって、逆にちょっと怪しくない?」
「パソコンの画面を転送して大丈夫なの?」
「危険なソフトだったらどうしよう……」
と心配になる方もいるのではないでしょうか。
特に、パソコンにソフトをインストールしたり、Wi-Fiを使って別の端末へ画面を映したりするとなると、安全性は確認しておきたいですよね。
spacedeskは、ドイツの「datronicsoft Technology GmbH」が提供しているマルチモニター用のソフトです。
個人などの非商用利用向けには無料ライセンスが用意されており、仕事などの商用利用向けには別のライセンス体系があります。
また、パスワード保護や暗号化といった機能も用意されています。
とはいえ、どのような使い方をしても気にしなくてよいというわけではありません。
この記事では、spacedeskがどのようなソフトなのか、なぜ無料で使えるのか、利用するときに確認しておきたいポイントを初心者向けにわかりやすく解説します。
設定方法や、画面が映らない・重いときの確認ポイントについても紹介していきますので、これからspacedeskを使ってみたい方はぜひ参考にしてくださいね。
- spacedeskは危険?利用前に知っておきたいポイント
- spacedeskはどんなソフト?仕組みと開発元をチェック
- spacedeskはなぜ無料で使えるの?
- spacedeskを使う前に知っておきたい注意点
- spacedeskを安心して使うために確認したい設定
- spacedeskの使い方を初心者向けに解説
- spacedeskを使って感じやすいデメリット
- spacedeskがつながらない・重いときに確認すること
- spacedeskはWi-Fi以外でも接続できる?
- spacedeskとDuet Displayの違いを比較
- spacedeskについてよくある疑問
- まとめ:spacedeskは公式情報を確認しながら正しく使おう
spacedeskは危険?利用前に知っておきたいポイント

spacedeskについて調べていると、「危険性」「安全性」といった言葉が気になることがありますよね。
先にお伝えすると、spacedeskは公式サイトやGoogle Play、App Storeなどから提供されているソフトで、開発元の法人情報も公式サイトで公開されています。
そのため、「無料だから正体のわからないソフト」というものではありません。
ただし、spacedeskはパソコンとタブレットなどをネットワーク経由でつなぎ、パソコンの画面を別の端末へ表示する仕組みです。
そのため、どこからソフトを入手するか、どのネットワークにつなぐか、どのような設定で使うかは確認しておきたいポイントになります。
たとえば、検索結果に表示された非公式のダウンロードサイトからではなく、spacedesk公式サイトや公式アプリストアから入手するほうが安心して利用しやすいでしょう。
また、知らないWi-Fiへむやみに接続せず、自宅など自分で管理できるネットワークを利用することも大切です。
「spacedeskは危ないのかな?」と不安になると、使わないほうがよいのではと思ってしまいますよね。
ですが、必要以上に怖がるというより、ソフトの仕組みを知り、基本的な使い方を守ることがポイントです。
spacedeskはどんなソフト?仕組みと開発元をチェック

パソコンの画面をタブレットやスマホに表示できるソフト
spacedeskは、パソコンの画面をタブレットやスマホ、別のパソコンなどへ表示できるマルチモニター用ソフトです。
たとえば、Windowsパソコンで作業をしながら、横に置いたタブレットへ資料を表示するといった使い方ができます。
「モニターをもう1台置くほどではないけれど、作業スペースを少し増やしたい」というときに便利なんです。
基本的には、メインとなるパソコン側に「spacedesk DRIVER」、画面として使いたいタブレットやスマホ側に「spacedesk VIEWER」を入れて使います。
公式マニュアルによると、DRIVER側で作られた画面の内容を圧縮し、ネットワークを通じてVIEWER側へ送る仕組みになっています。
単純にパソコンの画面をそのまま映すだけでなく、Windowsの表示設定から「表示画面を拡張する」を選べば、タブレットを2枚目のモニターのように使うこともできます。
古いタブレットを持て余している方なら、新しい使い道のひとつとして検討しやすいですよ。
開発しているのはドイツの「datronicsoft Technology GmbH」
spacedeskを提供しているのは、「datronicsoft Technology GmbH」というドイツの会社です。
公式サイトのLegal Noticeには、ドイツ・アウクスブルクの所在地や代表者などの法人情報が掲載されています。
無料ソフトを見ると、「誰が作っているのかわからないのでは?」と気になることがありますよね。
その点、spacedeskは開発元の情報を公式サイトで確認できます。
また、spacedeskは長く開発が続けられており、AndroidやiOS、Windowsなど複数の端末向けにVIEWERが提供されています。
ソフトを利用するか迷ったときは、料金だけではなく、「どこの会社が提供しているのか」「公式サイトがあるのか」まで確認しておくと判断しやすくなりますよ。
公式サイトやアプリストアから入手できる
spacedeskのDRIVERは公式サイトから、VIEWERはGoogle PlayやAppleのApp Storeなどから入手できます。
パソコン側とタブレット側では入れるものが違うため、最初は少しわかりづらく感じるかもしれません。
基本的には、
| 使う端末 | インストールするもの |
|---|---|
| メインのパソコン | spacedesk DRIVER |
| タブレット・スマホなど | spacedesk VIEWER |
という形で覚えておくとわかりやすいです。
検索すると、公式サイト以外にもソフトを配布しているページが見つかることがあります。
ただ、これから初めてインストールするのであれば、公式サイトまたは利用している端末の公式アプリストアから入手するのがわかりやすいでしょう。
spacedeskはなぜ無料で使えるの?

個人の非商用利用向けに無料ライセンスが用意されている
spacedeskが無料と聞くと、「どうして無料なの?」「あとから急に料金がかからない?」と気になりますよね。
spacedeskには、非商用利用向けの無料ライセンスが用意されています。
公式サイトでも「Non-commercial private license」と「Commercial business license」が分けて案内されています。
そのため、無料で使えること自体が、正体のわからない仕組みというわけではありません。
個人でサブモニターとして利用するなど、非商用の範囲であれば無料ライセンスを利用できます。
ただし、利用目的によってライセンスの扱いが変わるため、仕事や収益につながる用途で使う場合には最新の公式ライセンス情報を確認しておきましょう。
商用利用向けにはBusinessライセンスがある
spacedeskには、商用利用向けのBusinessライセンスも用意されています。
公式サポートでは、仕事や収益を得る目的などで利用する場合は商用利用に該当するという案内があります。
「無料ソフトなのに、どうやってサービスを続けているの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、非商用利用と商用利用でライセンスを分けている仕組みなんですね。
なお、Businessライセンスの購入方法や対応しているVIEWERなどは変更される可能性があります。
仕事で利用したい場合は、「前に無料だったから大丈夫」と判断せず、利用する時点で公式サイトのLicensingページを確認すると安心です。
無料版にも利用期限の仕組みがある
spacedeskの無料ライセンスでは、DRIVERのバージョンに利用期限が設定される仕組みがあります。
公式サポートでも、非商用利用について「server expires」まで無料で利用できる旨が案内されています。
期限があると聞くと、「途中から有料になるの?」と思うかもしれません。
ただし、必ず有料版を購入しなければ続けられないという意味ではなく、新しいバージョンへの更新が必要になる場合があります。
無料で使えるからといって、一度インストールした古いバージョンをずっと使い続けるというより、必要に応じてアップデートしながら使うものと考えておくとよいでしょう。
spacedeskを使う前に知っておきたい注意点

非公式サイトから入手しない
spacedeskを使うときにまず確認したいのが、ソフトの入手先です。
検索結果には、ソフトをまとめて紹介・配布している第三者のサイトが表示されることがあります。
しかし、初めてインストールするときには、本来の配布元がわかりやすい公式サイトや公式アプリストアを利用するのがおすすめです。
特にパソコン側へ入れるDRIVERは、Windowsの表示機能に関わるソフトです。
「検索して一番上に出てきたから」というだけでダウンロードするのではなく、URLや配布元を確認してから進めると安心ですね。
知らないネットワークには接続しない
spacedeskは、パソコンとVIEWERの間でネットワーク通信を行います。
公式マニュアルでも、EthernetやWi-Fi、USBテザリングなど、TCP/IPを利用した複数の接続方法が案内されています。
自宅で使うのであれば、自分で管理しているWi-Fiなどを利用するのがわかりやすいでしょう。
一方で、外出先で誰でも利用できるネットワークにつないで使う場合は、家庭内で使うときと同じ感覚で接続しないほうがよいでしょう。
「つながればどのWi-Fiでも同じ」と考えず、どのネットワークを使っているのかを確認しておくことがポイントです。
ファイアウォールの設定を必要以上に変更しない
spacedeskがうまくつながらないとき、ファイアウォールが関係している場合があります。
ただし、接続できないからといって、ファイアウォール自体をすべて無効にするなど、大きく設定を変えるのは避けたほうがよいでしょう。
まずはspacedeskの公式マニュアルにあるトラブルシューティングを確認し、ネットワーク接続やDRIVERの状態など、ほかの項目から順番に確認するのがおすすめです。
設定を変更した場合は、何を変えたのかわかるようにしておくと、元へ戻したいときにも困りにくくなりますよ。
画面共有中に表示する内容にも気をつける
spacedeskを接続すると、パソコンの画面をタブレットなどへ表示できます。
とても便利ですが、タブレットを人から見える場所に置いている場合は、画面に表示されている内容にも気を配りたいところです。
たとえば、自宅では気にならなくても、職場や共有スペースではタブレット側の画面が周囲から見えやすくなることがあります。
これはspacedeskだけに限った話ではありませんが、画面を増やすと、その分「どこに何を表示しているか」を忘れやすくなります。
使い終わったら接続を切る、タブレットを置く向きを変えるなど、ちょっとした使い方も意識しておくとよいですね。
spacedeskを安心して使うために確認したい設定

公式サイトや公式アプリストアからインストールする
これからspacedeskを導入するなら、まず入手先を確認しましょう。
パソコン側のDRIVERはspacedesk公式サイトから、タブレットやスマホ側のVIEWERはGoogle PlayやApp Storeなどから入手できます。
似た名前のアプリやダウンロードページと間違えないよう、提供元も確認しておくと安心です。
一度インストールしたあとも、アップデートするときは同じように公式の配布元を利用するとわかりやすいですよ。
パスワード保護と暗号化を設定する
spacedeskには「Password Protection and Encryption」という機能があります。
公式マニュアルによると、spacedesk Driver Consoleの「CONTROL」から有効にできます。
パスワードを設定しておけば、VIEWERから接続するときに認証を加えられます。
また、暗号化機能も一緒に利用できます。
初期設定を終えて「画面が映ったからこれでOK」とすぐ使い始めるのではなく、こうした設定も一度確認しておきたいですね。
特に複数の端末がつながっている家庭などでは、どの端末からでもそのまま接続できる状態にしておくより、必要な設定を確認してから使うほうが安心感があります。
自宅など信頼できるネットワークを使う
spacedeskをWi-Fiで使うときは、自宅など普段利用しているネットワークにつなぐ方法がわかりやすいです。
パソコンとタブレットを同じネットワークにつなげておけば、VIEWERからパソコンを検出して接続できます。
また、Wi-Fiの電波が弱い場所では、画面の動きが遅く感じることもあります。
安全面だけでなく使いやすさの面から考えても、安定したネットワークを利用したいですね。
ファイアウォールの設定を確認する
spacedeskが接続できないと、「ファイアウォールが邪魔しているのかな?」と思うことがあります。
ただ、いきなり機能全体を停止するのではなく、まずはWindows側のネットワーク設定やspacedesk DRIVERの状態を確認してみましょう。
また、自宅のWi-FiがWindows上でどのネットワークとして認識されているかも確認しておくとよいでしょう。
設定項目の意味がわからない場合は、むやみに変更を重ねないことも大切です。
ひとつずつ確認したほうが、接続できなかった理由も見つけやすくなりますよ。
アプリとWindowsを新しい状態に保つ
spacedeskに限らず、パソコン用のソフトは新しいバージョンで不具合の修正や機能の追加が行われることがあります。
spacedeskの無料利用ではDRIVERの期限に関する仕組みもあるため、古いバージョンのまま使い続けるより、公式サイトで新しいバージョンが提供されていないか確認するとよいでしょう。
Windowsやタブレット側のOSについても、利用できる範囲で更新しておくと、古い環境による接続トラブルを減らしやすくなります。
spacedeskの使い方を初心者向けに解説

Step1:Windowsパソコンにspacedesk DRIVERを入れる
まずは、メイン画面として使うWindowsパソコンにspacedesk DRIVERをインストールします。
spacedesk公式サイトから、使用しているWindowsに対応したDRIVERを入手しましょう。
インストール後は「spacedesk Driver Console」から、動作状態や接続している端末などを確認できます。
なお、spacedeskのシステム要件は更新されることがあります。
インストール前には、使用しているWindowsのバージョンが現在のDRIVERに対応しているか公式サイトで確認しておくとスムーズですよ。
Step2:タブレットやスマホにVIEWERを入れる
続いて、サブモニターとして使いたい端末へspacedesk VIEWERをインストールします。
AndroidならGoogle Play、iPadやiPhoneならApp Storeなどから入手できます。
「パソコンとタブレットの両方に同じものを入れるの?」と迷いやすいところですが、
パソコン側がDRIVER、画面として使う端末側がVIEWERです。
ここを覚えておけば、それほど難しくありません。
Step3:2台の端末を同じネットワークにつなぐ
Wi-Fiを使う場合は、パソコンとタブレットを同じネットワークへ接続します。
たとえば、自宅のWi-Fiが複数に分かれている場合は、それぞれがどこにつながっているか確認してみましょう。
VIEWER側からパソコンが見つからないときは、別々のネットワークにつながっていないか確認するだけで解決することもあります。
Step4:VIEWERからパソコンを選んで接続する
タブレット側でspacedesk VIEWERを起動すると、検出されたPrimary Machineが一覧に表示されます。
接続したいパソコンを選べば、接続が始まります。
接続後はWindowsの「ディスプレイ設定」から、画面を複製するのか、表示領域を広げるのか設定できます。
サブモニターとして作業領域を増やしたいなら、「表示画面を拡張する」を選ぶと使いやすいでしょう。
最初は画面の位置が左右逆になっていることもあります。
その場合はWindowsのディスプレイ設定で、モニターの位置を実際に置いている方向に合わせれば、マウスを自然に移動できるようになりますよ。
spacedeskを使って感じやすいデメリット

Wi-Fi環境によっては遅延が気になることがある
spacedeskは便利ですが、実際のモニターへ映像ケーブルで接続する場合とまったく同じ使い心地になるとは限りません。
Wi-Fiを使う場合、ネットワークの状態によってはマウスの動きや画面の切り替わりに少し遅れを感じることがあります。
公式マニュアルでも、接続方法によってパフォーマンスに差があると案内されています。
Ethernetの直接接続は高いパフォーマンスが期待できる方法として紹介され、Wi-Fiをルーター経由で利用する方法は相対的にパフォーマンスが低い接続方法として分類されています。
ネット検索や文章作成なら気になりにくくても、動きの多い作業では違いを感じやすいかもしれません。
動きの多い映像では滑らかさが気になる場合がある
動画やゲームなど、画面全体が頻繁に変化するコンテンツでは、文章や静止画を表示するときよりも動きが気になることがあります。
spacedeskは画面の内容を圧縮し、ネットワークを通じてVIEWERへ送る仕組みだからです。
そのため、
ブラウザを置く
資料を表示する
チャット画面を表示する
作業用ツールを置く
といったサブ画面としての使い方とは相性がよいでしょう。
反対に、動きの滑らかさを重視する用途では、実際に使ってみて自分の環境で気にならないか確認するのがおすすめです。
画質がパソコンのモニターとは異なることがある
タブレットをサブモニターにすると、「思ったより文字が小さい」「少し見づらい」と感じることがあります。
これは通信状態だけではなく、パソコンとタブレットの画面サイズや解像度の違いも関係します。
特に、小さなスマホ画面へパソコンと同じ情報量を表示すると、文字がかなり小さくなることがあります。
Windowsの拡大率や解像度などを調整すると見やすくなる場合があるので、初期設定のまま使いにくいと感じたら表示設定も確認してみましょう。
接続環境によって使い心地が変わりやすい
spacedeskは、パソコンやタブレットだけで動作が決まるわけではありません。
Wi-Fi、有線LAN、USBなど、どのような方法で端末同士をつないでいるかによっても使い心地が変わります。
自宅のWi-Fiで少し遅く感じたとしても、「spacedesk自体が使えない」とは限りません。
可能であれば接続方法を変えて試してみるのもひとつの方法です。
spacedeskがつながらない・重いときに確認すること

パソコンが一覧に表示されない場合
VIEWERを開いてもパソコンが表示されないときは、まずネットワークを確認しましょう。
Wi-Fiで使っている場合は、パソコンとタブレットが同じネットワークにつながっているかチェックします。
そのうえで、spacedesk DRIVERが起動しているか、Driver Consoleで接続を受け付ける状態になっているかも確認します。
公式マニュアルにも、Primary Machineを検出できない場合のトラブルシューティングが用意されています。
何度もアプリを入れ直す前に、ネットワークとDRIVERの状態から見ていくとよいでしょう。
接続しても画面が映らない場合
接続した表示は出るのにタブレットが真っ黒な場合は、Windows側で追加ディスプレイが無効になっている可能性があります。
spacedeskの公式マニュアルでは、ディスプレイが「detached」の状態になっている場合、Windowsのディスプレイ設定から「拡張」または「複製」を選んで接続する方法が案内されています。
Windowsの「設定」からディスプレイ画面を開き、タブレットに相当するディスプレイが表示されているか確認してみましょう。
画面がカクカクするとき
画面の動きが遅い場合は、まずネットワーク環境を確認します。
Wi-Fiルーターから離れた場所で使っているなら、パソコンやタブレットをルーターに近づけるだけでも変化することがあります。
また、spacedeskは有線LANやUSBを利用した接続方法にも対応しています。
Wi-Fiの状態が安定しない場合は、別の接続方法を試して比較してみるのもよいでしょう。
文字や画像が見づらいとき
文字が小さい、画像が見づらいという場合は、通信だけでなく解像度や表示倍率もチェックしてみましょう。
特に高解像度のタブレットでは、画面自体はきれいでも文字が小さく表示されることがあります。
Windowsのディスプレイ設定から「拡大縮小」や「ディスプレイの解像度」を変更し、自分が見やすい組み合わせを探してみてください。
一度に大きく設定を変えるより、少しずつ変更して確認すると調整しやすいですよ。
接続が途中で切れてしまう場合
最初は使えていたのに途中で切れてしまう場合は、Wi-Fiの接続状態や端末の省電力機能なども確認してみましょう。
タブレット側がスリープしたり、Wi-Fiが一時的に切れたりすると、接続状態にも影響することがあります。
また、古いDRIVERやVIEWERを利用している場合は、最新版が提供されていないか確認してみるのもよいでしょう。
spacedeskはWi-Fi以外でも接続できる?

有線LANで接続する方法
spacedeskはWi-Fiだけでなく、Ethernetを使った接続にも対応しています。
公式マニュアルでは、Ethernetケーブルによる直接接続や、ルーター・スイッチなどを通した有線接続も案内されています。
デスクトップパソコンを普段から有線LANで使っている場合は、必ずしもパソコン側までWi-Fiにする必要はありません。
同じネットワーク内で通信できる環境であれば、パソコンは有線、タブレットはWi-Fiという組み合わせでも使える場合があります。
USBテザリングを使って接続する方法
公式マニュアルでは、ネットワーク接続方法のひとつとしてUSBテザリングも紹介されています。
Wi-Fiを使いたくない場合や、無線の状態が安定しない場合に選択肢になります。
さらに現在のspacedeskでは、対応するAndroid・iOS VIEWERでUSBケーブルによる接続機能も案内されています。Androidでは、Driver Consoleの「Communication Interfaces」から「USB Cable Android」を有効にして直接接続する方法があります。
そのため、「USB接続=必ずUSBテザリング」というわけではありません。
使っている端末やVIEWERによって利用できる方法が異なるため、公式マニュアルで自分の端末に対応した方法を確認するとわかりやすいでしょう。
接続方法によって使い心地はどう変わる?
spacedeskは接続方法によって画面の反応が変わることがあります。
公式マニュアルでは、接続方法ごとのパフォーマンスの目安が次のように案内されています。
| 接続方法 | 公式マニュアル上の目安 |
|---|---|
| Ethernet直接接続 | 高いパフォーマンス |
| Ethernetをルーターなど経由 | 良好 |
| Wi-Fiでアクセスポイントへ直接接続 | 中程度 |
| USBテザリング・USB to Ethernet | 中程度 |
| Wi-Fiをルーターなど経由 | 相対的に低め |
ただし、実際の使い心地はパソコンやタブレット、ネットワーク環境などによっても変わります。
「Wi-Fiだから必ず遅い」と決まっているわけではないので、まずは一番手軽な方法で試し、気になる場合に別の接続方法を検討するとよいでしょう。
spacedeskとDuet Displayの違いを比較

料金や使い方の違いを比較
タブレットをサブモニターとして使えるソフトには、spacedeskのほかに「Duet Display」もあります。
どちらもタブレットなどを追加画面として活用できますが、料金体系や機能の考え方には違いがあります。
2026年9月時点で確認できる主な違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | spacedesk | Duet Display |
|---|---|---|
| 非商用利用 | 無料ライセンスあり | プラン・利用方法によって異なる |
| 商用利用 | Businessライセンスあり | 有料プランあり |
| Wi-Fi接続 | 対応 | 対応 |
| 有線接続 | 対応する方法あり | 対応 |
| Android | 対応 | 対応 |
| iPad・iPhone | 対応 | 対応 |
| Windows | 対応 | 対応 |
| Mac | Primary Machine・VIEWERとも対応範囲あり | 対応 |
Duetでは有料プランとしてDuet AirやDuet Proなどが案内されており、料金や提供プランは変更される可能性があります。
価格を比較するときは、購入時点の公式サイトを確認してくださいね。
対応している端末や接続方法を比較
spacedeskは、Android、iOS、WindowsなどをVIEWERとして利用できます。
公式マニュアルでは、Windows 10・11をPrimary Machineとして使う場合、最大16台の追加VIEWERを同時に接続できると案内されています。
一方、DuetもWindows、Mac、iOS、Androidなど複数のOSに対応し、有線・ワイヤレスでのセカンドディスプレイ利用を案内しています。
単純に「どちらが高性能」と比べるより、
使いたいパソコンのOS
タブレットの種類
有線で使いたいか
Wi-Fiで使いたいか
料金をかけたくないか
といった条件から選ぶほうが、自分に合ったものを見つけやすいでしょう。
spacedeskが使いやすいのはこんな人
spacedeskは、まず費用をかけずに手持ちのタブレットをサブモニターとして試してみたい方に取り入れやすいでしょう。
たとえば、
「昔使っていたAndroidタブレットが余っている」
「ブログを書くときだけ資料を横に表示したい」
「チャットやメールを別画面に置きたい」
といった使い方なら、試してみる価値があります。
非商用利用向けには無料ライセンスが用意されているため、「自分の環境で使いやすいかわからない」という段階でも導入しやすいのがうれしいところですね。
Duet Displayを検討しやすいのはこんな人
Duet Displayは、有料サービスも含めて機能を選びたい方や、WindowsだけでなくMacを含めた複数の端末を組み合わせたい方が比較候補にしやすいでしょう。
Duet Airではワイヤレス接続やリモートデスクトップなども案内されており、Duet Proではさらにクリエイター向けの機能が追加されています。
単純なサブモニターとして使えれば十分なのか、それともリモート接続やペン入力なども活用したいのかによって選び方が変わります。
無料で試しやすいspacedeskと、複数の有料プランがあるDuet Displayでは方向性が少し違うため、自分が必要としている機能から比べると選びやすいですよ。
spacedeskについてよくある疑問
spacedeskはずっと無料で使える?
spacedeskには非商用利用向けの無料ライセンスがあります。
ただし、DRIVER側には利用期限に関する仕組みがあり、古いバージョンを永久に更新せず使えるという意味での「ずっと無料」とは少し違います。
期限が近づいた場合には、新しいDRIVERへ更新する必要が出ることがあります。
また、ライセンス条件は今後変更される可能性もあるため、長期間利用する場合は公式サイトの最新情報も確認しておきましょう。
仕事で使う場合も無料?
仕事や収益を得る目的で利用する場合は、無料の非商用ライセンスとは扱いが異なります。
spacedesk公式サポートでは、仕事や収益を得る目的で使う場合は商用利用となり、ライセンスが必要になる旨が案内されています。
ただし、VIEWERの種類やアプリストアによってBusinessライセンスの提供状況が異なる場合もあります。
会社などで使う予定がある場合は、利用する時点で公式のライセンス条件を確認してくださいね。
インターネットにつながっていなくても使える?
spacedeskは、基本的にインターネット上のサーバーを経由して画面を表示するためのサービスではなく、端末同士をネットワークで接続して利用できます。
公式マニュアルでは、EthernetやWi-Fi、USBテザリングなど、ローカルネットワークで使える接続方法が案内されています。
そのため、接続方法によってはインターネット回線そのものがない環境でも利用できます。
ただし、ソフトのダウンロードやアップデートなどではインターネット接続が必要になる場合があります。
iPadやAndroidタブレットでも使える?
はい。
spacedeskにはAndroid VIEWERとiOS VIEWERがあり、Androidタブレットやスマートフォン、iPad、iPhoneなどをサブディスプレイとして利用できます。
ただし、対応しているOSのバージョンには条件があります。
古いタブレットを再利用したい場合は、VIEWERをインストールできるOSなのか先に確認しておくとよいでしょう。
複数のタブレットを同時に使える?
spacedeskは複数のVIEWERを同時に接続することにも対応しています。
公式マニュアルでは、Windows 10・11のPrimary Machineの場合、最大16台のAndroid・iOS・Windows VIEWERを追加ディスプレイとして接続できると案内されています。
ただし、画面を増やせば増やすほどパソコンやネットワーク側の負担も大きくなる可能性があります。
実際に何台まで快適に使えるかは環境によって変わるため、必要な台数から少しずつ試すのがよいでしょう。
spacedeskを使わないときは終了したほうがいい?
毎回必ずアンインストールする必要はありません。
ただ、「今日は使わない」というときに接続状態が気になるのであれば、VIEWERとの接続を終了したり、Driver Consoleから状態を確認したりするとわかりやすいでしょう。
特にタブレットを別の場所へ持ち出す場合などは、接続したままになっていないか確認する習慣をつけておくと安心です。
必要なときだけ接続するようにしておけば、「今つながっているのかな?」と気にせず使いやすいですよ。
まとめ:spacedeskは公式情報を確認しながら正しく使おう
spacedeskは、手持ちのタブレットやスマホをパソコンのサブモニターとして活用できる便利なソフトです。
「無料なのは怪しいから?」と心配になる方もいるかもしれませんが、非商用利用向けには無料ライセンスが用意され、商用利用向けには別のライセンス体系があります。
また、開発元であるドイツの「datronicsoft Technology GmbH」の法人情報も公式サイトで確認できます。
利用するときは、公式サイトや公式アプリストアからソフトを入手し、自宅など信頼できるネットワークを使うことが基本です。
さらに、spacedeskにはパスワード保護や暗号化機能も用意されているため、インストール後に設定を確認しておくとよいでしょう。
Wi-Fiで遅延が気になる場合は、有線LANやUSBなど、別の接続方法も選べます。
眠っているタブレットがあるなら、まずは自宅でサブモニターとして試してみるのもよいですね。
自分の環境に合う使い方を見つけながら、便利に活用してみてください。
